デリヘアーの取り組み
①手荒れの撲滅対策
手荒れの原因の8割はシャンプーです。
原因である石油系界面活性剤のシャンプーは
業務用も含め使用していません。
デリヘアーでは、アジュバンコスメティックスのリ・シャンプー
をお客様におすすめしています。
だから、業務用もそれを使っています。
おかげで手荒れした人はゼロ!!!
手荒れで好きな仕事をあきらめないでほしいからです。
②夜のレッスン禁止
仕事として高めていくためには知識の習得や反覆練習などがかかせません。
しかし、それは長く続けることが最も大切です。
そして、いつするか・どれだけするかなど計画も大事です。
モデルさんを入れたレッスンなどの一部を除き
基本的には営業後の練習は禁止しています。
結果的にミーティング、勉強会、レッスンなどは
基本的に営業前の1時間に集中してやります。
③タオル業務の外注
本来の仕事に集中してほしいので、
雑用などのタオルの洗濯、干し、たたみなどは、
業者さんにお願いしています。
これで1時間は早く帰れます。月にすると25時間。
この25時間は自分の未来の為に使って欲しいのです
④腱鞘炎防止策
腱鞘炎の原因は、道具が合わないとか仕事量などありますが
主に手首をひねって固定したまま、ハサミを開閉させる工程にあります。
ある一部分だけに負担がかかるのです。
そろえる程度のスタイルでも、お客様一人あたり500~800回の
開閉をするのでそれが10人、1年となると相当な負担になります。
そしてある日、いきなり激痛が走りハサミを置くことになるのです。
カット技法の工夫、工程の見直し、基本動作の反復練習など
少ない労力で最大の効果を出す取り組みは、
そのまま永くカットができるということにつながっていくのです。
そもそも、球体の頭に沿って生えている髪を切るのですから、
手首は柔らかく使わないといけません。
洋裁でいう「立体裁断」という考え方のカットなのですが
効果的な手法でありつつ、無駄を排除した工程は、
美容師自身の負担も少なく、クセ毛や生えクセも活かせて
アジア人独特の骨格の張りなどもカバーし、
何よりお客様がお手入れしやすく持ちもよいという
良いことだらけなのです。
⑤腰痛の防止策
腰痛の原因であるサイドシャンプーではなく全席バックシャンプーです。
これも腰をひねったままの状態で上半身の腕をふる作業が背中を痛めます。
その背中に疲労がたまり、姿勢が崩れてそのまま負担が腰にくるのです。
立ち仕事は座ってする仕事に比べて身体への負担が実は少ないのです。
カットもなるべくイスを使用しないやり方を採用しています。
美容師は姿勢が良くない人がとても多い職種です。
素敵だなと思う人ってみんな姿勢が良いですよね?
健康促進のためのジム通いなどもサポートします。
⑥ガラス張り経営
人は認めてもらってはじめて成長します。
それは認めてもらい、役にたったと実感できた時です。
でも、それは収入として見える形にならないと永続きしません。
そこでデリヘアーには珍しいものが2つあります。
1つは評価制度。2つめは経営計画書です。
評価制度は、スタイリスト、アシスタント、パート、関係なく
経営内容をオープンにして、利益の還元を積極的にしています。
成果主義のかたよったモノではなく、決めたことをやるだけでもらえる仕組みです。
経営計画書は未来の夢に数字をいれたものです。
先にやる事を決めて、やってみるのです。計画とずれたら考えてまた決める。
教育も細かく決めているので、誰でも仕事ができるようになります。
なのでデリヘアーには優秀なスタッフは必要ありません。
どう頑張ればいいのか?
頑張ったら未来はどうなるのか?
スタッフも僕自身もその家族や取引業者さんもそれがわからないより
わかったほうがいいと思います。
それも全て「好きな仕事を永く続くけるため」にです。